DHAの効果と賢い摂取方法

DHAは必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸の一つで、不飽和脂肪酸に分類されます。この物質はサンマ・サバ・イワシなどの青魚や亜麻仁油・えごま油に多く含まれています。その働きとしては、近視抑制の他、中性脂肪・コレステロールの低下・動脈硬化の予防や血液サラサラ効果・高血圧予防・学習能力の向上・抗アレルギー効果・運動能力の向上などが挙げられます。食物から摂取する場合知っておくべきことは、この物質が熱に弱いことです。焼き魚や煮魚にすると2割程度、揚げ物では5割近くも溶け出してしまいます。

いちばん効率のよい食べ方は刺身で食べることです。またオメガ6のリノール酸によって優れた健康効果も打ち消されてしまうこともわかってきました。リノール酸が多い油はごま油や紅花油・コーン油・ヒマワリ油・大豆油などです。調理の際には他の油を使いましょう。そして効果が期待できる摂取量は1日あたり1g〜2g程度です。現代の日本人の食生活では半分ほどしか摂れていないと言われています。

そのため不足分はサプリメントで補うのが賢い方法です。そのサプリメントも脂肪分の多い食品と一緒に摂ると吸収率が上がるので、摂取するときは食事中や食後がよいでしょう。